OPTPiX imesta 7 シリーズ開発担当の小野知之です。
現在、近日公開予定の最新版「Ver.7.10」を開発中です。
今日は、この最新版での主な特長を3つ、ご紹介したいと思います。
【1】減色後の画像を、元に戻せる!?
過去に減色して作成した、テクスチャや背景画像などの資産がたくさんありませんか?
減色後の画像は、よく見ると「ディザ(ドットのざらつき)」が見えるので、このまま昨今の高解像度なゲームなどに使うと、画像によっては気になることもあるでしょう。さらにこのままS3TC圧縮すると、一層画質は劣化してしまいます。
かといって、またオリジナル画像から加工したり、描き直すのも大変です。
そんな時には新機能「減色後画像の復元(ディザ除去)」機能を是非使ってください。
「減色後画像の復元(ディザ除去)」では、減色後の画像に特有のディザ成分を自動的に検出してこれを除去することで、可能な限り減色前のオリジナル画像を復元します。
ディザのみを除去して滑らかにするので、画像がボヤケたりすることもありません。
サンプル画像を用意したので、その効果をご確認ください。

今回のテストに使用したオリジナル画像です。クリックすると原寸で表示します。
以降は、見やすいように中央部分を800%に拡大表示しています。
まずはこれがオリジナル画像です。
このオリジナル画像を256色に減色したものを、800%に拡大してみると、

こんなふうに、よく見るとディザの模様が現れていますね。
では、この減色後の画像に対して「減色後画像の復元」を使ってみましょう。

ディザが消えて、オリジナル画像に近い状態に復元されているのが、おわかりになりますでしょうか。オリジナル画像と見比べてみてください。
【2】JavaScriptで、気軽にフィルタを作れる!
imesta にフィルタ機能を追加したい場合、従来であれば、プラグインSDKを使ってC++ でソースを書いて Visual Studio などでビルドして…という手順が必要でした。 これでは、プログラマさん以外にはなかなか手を出しにくいですよね。
そこで、テキストエディタで JavaScript で書いたソースファイルを直接実行して画像の加工ができる「JavaScriptフィルタ」機能を用意してみました。
例えば、R,G,B チャンネルをシフトした画像を作りたいなら…
(ソースファイルの一部を抜粋)
for(var y=0; y<layin.Height; y++) { for(var x=0; x<layin.Width; x++) { var pixIn = layIn.PixelAt(x, y); var pixOut = layOut.PixelAt(x, y); pixOut.g = pixIn.r; pixOut.b = pixIn.g; pixOut.r = pixIn.b; pixOut.a = pixIn.a; } } |
…と、こんな具合にテキストファイルを書いて、「JavaScriptフィルタ」に読み込ませるだけなんです。
ドキュメントとサンプルソースも用意していますので、ちょっとJavaScriptの使い方を覚えるだけで、だれでも気軽にオリジナルフィルタを作れちゃいます。
【3】Windows 7 に正式対応
もうすぐ発売になる Windows 7 に正式対応しました。
「どうせVistaと同じなんでしょう?」などと思っていたら意外と違っていて慌てたりもしましたが、発売前にちゃんと対応できました。
その他、いくつかの不具合修正などを含めて、Ver.7.10 は 10月中旬に公開する予定です。お使いになってご意見ご感想などがありましたら是非お寄せ下さい。