2010年8月12日

携帯電話にかかる「尻圧」

今回から、ソリューション営業部モバイル・ビジネスユニットより、携帯電話にまつわる「四方山話」をお届けします。

第一回となる今回は、携帯端末のちょっとした思い出話を。

 

1999年。i-mode規格開始の頃。

今でこそ、液晶の画面サイズは"○×インチ"という表示ですが当時は"8ドットで全角210文字"などのモノクロ液晶テキスト表示でした。(ポケットベルでも同じ表現方法でしたね)

その後、液晶のカラー化が進み、インチ表記になったのはその頃になってから。

カラー化と同時に画面サイズが大きくなるにつれ、メーカーさんの頭を悩ませたのは、液晶周辺の強度。私は胸ポケット派なのですが、お尻のポケットに入れるユーザーも多く、メーカーはお尻のポケットにいれた時にかかるであろう圧力、通称「尻圧」を基準に強度を決めていたそうです。その圧力、なんと基準値が20kg! メーカー各社はこの20kgの「尻圧」に耐える液晶をポケベル時代から研究、、、していたのですが、それでも歩留りが悪く、多い時には生産した液晶の4割が規定の品質に満たず廃棄されていたそうです。

厳格な品質チェックをクリアしたものの、大型化過渡期には、1枚に見えるけど実は2枚に分かれている液晶、なんてのもありました。これがまたソフトウェアのバグのせいで、表示が上下逆になって、せっかくのアイドルの壁紙がまるで心霊写真のように表示されたり・・・また直射日光に弱いばっかりに不可解なシミが浮き出て、それが日々移動するというちょっと怖いエピソードも。


そんなことを繰り返しながら、現在の大型で高精細な液晶画面があるわけです。残念ながら、今も昔も変わらないのは、液晶の明るさに電池の消費量が大きく左右されてしまうこと。

液晶に比べてバッテリーの進化は、もう少しがんばって欲しいところです。


(written by TI)
 

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